仙台・宮城峡蒸溜所だより
創業90周年記念企画 ~ニッカディスティラリーサービス㈱仙台支店長インタビュー~
2024/10/18(金)
皆様こんにちは。
ニッカウヰスキー株式会社は、2024年7月2日に創業90年を迎えました。
今回90周年記念企画として、宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビューを数回にわたってお届けしてまいります。
第2回目のインタビューはニッカディスティラリーサービス㈱ 仁野雅之仙台支店長です。
~経歴~
昭和63(1988)年ニッカウヰスキー株式会社に入社し、本社総務部人事課に配属。平成26(2014)年10月に門司工場総務部長、平成30(2018)年に本社人事総務部長、令和4(2022)年にお客様の工場見学のご案内等を行うニッカディスティラリーサービス㈱の仙台支店長になりました。
◆入社されてから一番に印象に残っているエピソードはありますか?
入社後ウイスキーの消費は右肩下がりで低下していき、労働組合との交渉でも賃上げや労働条件の改善の話ではなく、生き残りをかけた経営改革の話ばかりでした。暗い話が多く、会社を辞めようかなと思ったこともありましたが、マスコミ向けに初めて実施したマイウイスキー造りの10年後の贈呈式があり、「大病をしたが奇跡的に回復してこの会に参加できた」等、時間の大切さを感じる様々なエピソードに触れることができ、もう少しこの会社で頑張ってみようと思ったことを思い出します。当時を考えれば今のウイスキーブームは夢のように感じます。
◆仙台工場で働いていて、他の事業場と違うと感じた所はありますか?
通算5年程の北九州での勤務以外はずっと東京での本社勤務でしたので、何よりも自然が豊かなことが違います。桜の開花、新緑の頃の萌えるような樹々の香り、夏の朝のもやがかかった場内、そして紅葉、雪が積もったキルン塔など、日々美しい自然を感じながら勤務できることは贅沢なことだなと思います。また工場見学に来られたお客様と接する仕事ですので、お客様のダイレクトな声を聞くことができるという面でも新鮮に感じます。
◆90周年を迎えた心境をお聞かせください
北海道余市での創業から90周年、ここ宮城峡で蒸溜所を開設して55周年。苦しい時期も先輩達がウイスキー造りの灯を絶やさずにいただいたからこそ、今日の日を迎えることができました。本当に嬉しく思います。
◆100周年に向けて今後どのように宮城峡蒸溜所の工場見学を発展させていきたいですか?
現在は1日11回のガイド付案内、月曜日、金曜日、土日祝日に開催している有料セミナーなどを通じてお客様をお迎えしています。何度もリピートしてご来場いただけるお客様も多く、大変ありがたいことだと思っています。来場されたお客様からいただくアンケート結果等を踏まえ、もっとお客様にニッカのウイスキー造りを知っていただけるように、またお客様が蒸溜所を訪問して良かったと思っていただけるように、見学設備の改善やおもてなしのスキルアップ、新しいセミナーの開発などを進めていきたいと思っています。
◆ニッカは新たなコミュニケーション・コンセプトとして「生きるを愉しむウイスキー」を策定しましたが、仁野さんのプライベートな生活ぶりを教えていただけますか?
2022年4月にここ仙台に赴任して約2年半が立ちました。時折馴染みのバーに行っていろいろな蒸溜所のウイスキーを楽しんでいます。何年仙台にいられるかわかりませんが、いろんな酒場を訪問するだけでなく、妻と一緒に東北地方のいろいろな観光地に足を伸ばしていきたいと思っています。
◆最後にお客様に向けてメッセージをお願いします
蒸溜所に勤務して約2年半、日々の蒸溜所の変化に接してきました。季節毎、時間毎に表情が変わる蒸溜所の風景は飽きることがありません。創業者がウイスキー造りのブレンドの幅を広げるために設立した余市に続く蒸溜所の魅力を、今後も精一杯お伝えしていきたいと思っています。是非余市蒸溜所とともに宮城峡蒸溜所にもお越しいただき、創業者竹鶴政孝の夢、それを継承している社員の想いを感じ取っていただけると嬉しいです。
90周年記念企画 宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビュー第2回をお届けしました。
次回も是非お楽しみに♪
仙台・宮城峡蒸溜所だより
創業90周年記念企画 ~工場長インタビュー~
2024/08/21(水)
皆様こんにちは。
ニッカウヰスキー株式会社は、2024年7月2日に創業90年を迎えました。
今回90周年記念企画として、宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビューを数回にわたってお届けしてまいります。
記念すべき第1回のインタビューは宮城峡蒸溜所 笹村欣司工場長です。
~経歴~
平成元(1989)年アサヒビール株式会社に入社し、平成20(2008)年にニッカウヰスキーの門司工場製造第1部長となりました。
その後は宮城峡蒸溜所の製造部長、本社の生産管理部長を経て、令和4(2022)年に当蒸溜所の工場長となりました。
◆入社されてから一番に印象に残っているエピソードはありますか?
ブレンダー室が発行する樽出し処方を見る機会があるのですが、2015年から4年間、仙台工場で製造部長をしており、その時に自分が製造した原酒が使われる事を知り、先輩達が造ったお酒と私が造りに関わったお酒が一緒になり、一つの商品として皆様に飲まれている事を知った時、ウイスキー造りに携われて良かったなとしみじみ感じ、また今も関われていることに感謝しております。
◆仙台工場で働いていて、他の事業場と違うと感じた所はありますか?
宮城峡蒸溜所は自然の中にある工場で、季節毎に違う風景を見ることができ、四季を身近に感じることができます。
原酒工場であることもあって、他の事業場とは時間の感じ方が違うように感じます。
◆90周年を迎えた心境をお聞かせください
先輩達が築いてくれた歴史があって、90周年を迎えることが出来ました。
その節目の年を仙台工場で迎えられたのは偶然でありますが、非常に嬉しく思っております。
◆100周年に向けて今後どのように宮城峡蒸溜所を発展させていきたいですか?
宮城峡蒸溜所は創業者が余市蒸溜所とは違うタイプの原酒をブレンドして、様々なウイスキーを造りたいと考えてつくった蒸溜所です。
また西宮工場から移管したカフェ式連続式蒸溜機でグレーンウイスキーも製造しています。
シングルモルト宮城峡の他、宮城峡蒸溜所で蒸溜したウイスキーのみで造った製品、伊達もあります。
ウイスキー造りは駅伝の様なもので、襷をつないでいく事が非常に重要です。
先輩達が造ってきたお酒を今、私達が使用していますが、先輩達が造り上げてきたお酒に負けない原酒や樽を製造し、今よりも良い状態の襷(原酒)を造り、今後当社を背負っていく後輩に繋げていきたいですね。
◆ニッカは新たなコミュニケーション・コンセプトとして「生きるを愉しむウイスキー」を策定しましたが、笹村さんのプライベートな生活ぶりを教えていただけますか?
現在は単身赴任中であり、休暇が取れれば留守宅に帰るようにしています。仙台は2回目の赴任ですが、食べ物もおいしく、日々は飲み歩きを愉しんでいます。
◆最後にお客様に向けてメッセージをお願いします
創業者 竹鶴政孝は異なるタイプの原酒を使い、理想とするモルトウイスキーとブレンデッドウイスキーを造るため、北の自然に囲まれた蒸溜所、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所をつくりました。
創業の地、余市蒸溜所は海と川に囲まれていますが、宮城峡蒸溜所は森の中にある工場です。
年初の雪深い白い景色の後、初春には徐々に樹々が芽吹き黄緑色に。
初夏に向かっては緑が燃え盛る様な景色が広がり、そして黄色やオレンジ色に紅葉した秋口と蒸溜所の表情が変化していきます。
働いている我々も、その自然の中で、日々、その気候と共存しながらウイスキー造りに邁進しています。
是非、一度ではなく何度も足を運んでいただき、その違いを楽しんでいただければと思っております。
90周年記念企画 宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビュー第1回をお届けしました。
次回も是非お楽しみに♪
仙台・宮城峡蒸溜所だより
工場見学・ギフトショップ営業時間変更のお知らせ
2024/07/03(水)
皆様こんにちは。
宮城峡蒸溜所は雨の日が続いておりますが、見学通路には紫陽花が咲いており、梅雨ならではの風情を感じますね。
2024年8月1日(月)より一般見学、有料セミナー、ギフトショップ営業時間が一部が変更になります。
【一般見学】
<変更前> 最終見学 15:00
↓
<変更後> 最終見学 14:30
【有料セミナー(午後の部)】
<変更前> 14:00
↓
<変更後> 13:30
【ギフトショップ】
<変更前> 9:15〜16:30(最終入場 16:15)
↓
<変更後> 9:15〜16:15(最終入場 16:00)
ご不便ご迷惑をおかけいたしますが、皆様のご来場心よりお待ちしております。
ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。
電話 022-395-2865 ※お電話受付時間 9:00~16:15(休業日を除く)