仙台・宮城峡蒸溜所だより
宮城峡蒸溜所内で働く従業員 ~製造第1部部長インタビュー~
2025/04/09(水)
皆様こんにちは。
昨年より宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビューを数回にわたってお届けしておりますが、
第3回のインタビューは製造第1部 早川部長です。
~経歴~
昭和63(1988)年、ニッカウヰスキー株式会社に入社し、仙台工場製造第一課に配属。平成9(1997)年に西宮工場、平成10(1998)年に仙台工場、平成29(2017)年に北海道工場製造部長、令和4(2022)年に仙台工場製造第1部の製造部長として再び戻って参りました。
◆入社されてから一番に印象に残っているエピソードはありますか?
入社してから原酒製造一筋で今日に至ります。原酒の増産工事や設備の老朽化更新など、多くの大型工事に携わってきました。印象的なものはふたつあります。ひとつ目は、西宮工場で造られていたグレーンウィスキー製造設備の仙台工場移管工事。ここ仙台工場でモルト原酒とグレーン原酒の両方を造ることになるとは夢にも思っていませんでした。ふたつ目は北海道工場での増産工事です。歴史ある工場に初の自動高層貯蔵庫を建てた時は、余市の町の景観ががらりと変わり「とんでもないことをしてしまった?!」と、今も思い起こすことがあります。
◆仙台工場で働いていて、他の事業場と違うと感じた所はありますか?
森の中に佇む宮城峡蒸溜所は季節ごとに色を変えていきますので飽きることがありません。そして優しい人達の多い工場だなと感じています。仙台人の気質なのかもしれませんが、恥ずかしがりで口数も少ない、打ち解けるまでには時間がかかりますが、心の中はとても暖かい人達ばかりです。お客様のご案内を担当されているNDS社のガイドやスタッフからもきっと感じ取れる筈です。
◆今後どのように宮城峡蒸溜所を発展させていきたいですか?
ニッカウヰスキーと言えば、創業の地 北海道の余市蒸溜所をイメージされる方が多いと思います。一方、仙台の宮城峡蒸溜所と聞いてもピンとこない方も沢山いらっしゃることと思います。ですが、宮城峡蒸溜所は唯一、モルト原酒とグレーン原酒が造られている希少な蒸溜所となっています。世界中のウィスキーファンが宮城峡に興味を持っていただける様、宮城峡ならではのフルーティーで華やかなウィスキー原酒と、それを育む豊かな自然を感じていただける工場として宮城峡の名を根付かせていきたいですね。
◆ニッカは新たなコミュニケーション・コンセプトとして「生きるを愉しむウイスキー」を策定しましたが、早川さんのプライベートな生活ぶりを教えていただけますか?
若い頃はスポーツやレジャーを楽しんで来ましたが、最近はそうもいかないので家庭菜園を楽しんでいます。小さな庭ですが、これがとても楽しいんです。朝夕の水やりや葉の選定、毎朝かかさず行ってきますの挨拶をしてから出勤しています。そして仕事終わりの一杯。仙台工場には社員バーと呼ばれるノミュニケーションの場がありまして、気の合う仲間と酌み交わす時間が明日への活力に繋がっています。
◆最後にお客様に向けてメッセージをお願いします
宮城峡蒸溜所は、創業者竹鶴政孝が探し求めた第二の蒸溜所です。工場の敷地はを鎌倉山(通称ゴリラ山)と新川(にっかわ)に挟まれ、四季折々の景色を楽しむことができます。また、赤レンガで統一された建物は異国を感じさせる不思議な空間を連想させることと思います。澄んだ空気と澄んだ水が宮城峡蒸溜所で生まれたウィスキー原酒を個性豊かに育てあげています。是非一度、足を運んでいただき、ここにしかない宮城峡を体感してみては如何でしょうか?社員一同、みなさまのご来場を心待ちにしております。
宮城峡蒸溜所内で働く従業員のインタビュー第3回をお届けしました。
次回も是非お楽しみに♪


仙台・宮城峡蒸溜所だより
新年のご挨拶
2025/01/06(月)
皆様、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
宮城峡蒸溜所は1月8日(水)より工場見学・ギフトショップの営業を開始いたします。
※特別な初売りなどは行わず、通常の品揃えでのスタートとなります。
今年もたくさんのお客様にお会いできることを楽しみにしております。
従業員一同皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
