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ニッカのウイスキーづくりにおいて、極めて重要な役割を果たしているもののひとつが「カフェ式連続式蒸溜機」(カフェスチル)です。1963年、竹鶴政孝が、本場スコットランドに負けないブレンデッドウイスキーを生み出す夢をかけて導入しました。
政孝がこだわった「カフェ式連続式蒸溜機」は、当時としても極めて旧式の機械でした。しかし、新型の連続式蒸溜機に比べてアルコール精製度や蒸溜効率が劣る反面、蒸溜液にほどよく甘みや香味成分を残します。それこそが、政孝が求めたグレーンウイスキーのおいしさだったのです。
ニッカのブレンデッドウイスキーを支えるカフェグレーンは、ブレンド用としてはもとより、それそのものの味わいをお楽しみいただける『ニッカ カフェグレーン』として商品化。世界でも高い評価を受けています。
一方、通常、単式蒸溜器(ポットスチル)で蒸溜されるモルトウイスキーを、「カフェ式連続式蒸溜機」で蒸溜したのがカフェモルトです。こちらも『ニッカ カフェモルト』として登場。原料由来の香味を残す「カフェ式連続式蒸溜機」ならではのやわらかなコクとまろやかさ。そして、モルトの甘さと芳しさが特長です。
このたびの「ウイスキーフェスティバル 2017 in 東京」では、チーフブレンダ― 佐久間正が「カフェシリーズ」のセミナーを開催。そして、11月発売の『ブラックニッカ アロマティック』には、カフェグレーンとカフェモルトがともにブレンドされています。現在、世界でも稀な存在となった「カフェ式連続式蒸溜機」は、まだまだ、ウイスキーの新しい可能性を広げてくれそうです。