*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。
ニッカウヰスキー創業80周年を迎えた今年は、竹鶴政孝の生誕120周年でもあります。今回は、彼が好んだウイスキーの飲み方などをご紹介しましょう。
まず、好んだ銘柄は『ハイニッカ』。息子の威によると、政孝は「皆、さぞかし竹鶴政孝は高価なウイスキーを飲んでいるに違いないと思っているだろうが、わしは(当時、ニッカで)一番売れているウイスキーを飲むんじゃ!」と言い続けていたそうです。
飲み方は水割り。「水で割るのが最も味と香りがわかる」と、「ウイスキー1に水が2」の割合と決めていたとか。政孝の著書『ウイスキーと私』では、「氷を入れてもいいが、あんまり冷やしすぎてはダメだ。」と語っています。ウイスキーに合わせたおつまみは、超極薄焼きの小さな四角の煎餅。パリパリとした食感、薄い醤油の芳しい香りがウイスキーの香味を引き立てるようです。
そして、政孝は、「時間をかけて飲む」ということを勧めていました。『ウイスキーと私』には、「ウイスキーは酔っぱらうためにあるのではない。楽しむために飲むものだ。楽しんでいるうちに自然に酔ってくる・・・・・・そんな飲みかたをぜひしてもらいたい。」とあります。さらに、「楽しみはできるだけ長く ― それが人生を幸せにする方法であるといえよう。」とも。
8月29日は、竹鶴政孝の命日。毎年、この日にグラスを傾けるニッカファンの方々も、少なからずいらっしゃるようですね。政孝は、にぎやかなこと、宴会や仲間が集まっての飲み会は大好きな一方、悲しい席は苦手でした。皆様で、にぎやかにゆっくりとウイスキーをお楽しみください。