「いよいよ次が最後の謎だな。これまで集めたピースが示すもの…やっぱ、まだわかんねぇな。しっかし頭を使うとちょっと甘いものが欲しくなるよな~」
「ふむ、ではデザートカクテルはどうじゃ?」
ヒゲのおじさんはブラックニッカに牛乳と練乳を加えてステアしはじめた。
「ほい、これがアイスカフェキューブ・ウイスキーミルクじゃよ」
「おおー意外な組み合わせだけど、こいつはイケるぜ」
「…もう一杯頂けるか」
「私はもうちょっとミルクを多くしてみようかしら」
「ほっほ、みんな気に入ってくれたみたいでよかったわい。色々な組み合わせを試して自分好みのオリジナルレシピを考えてみるのも楽しいと思うぞい」
「頭を柔らかくして色々試してみる。まさに謎解きと同じだな♪」
こうして一行は4つのピースを囲んで、デザートカクテルを楽しんだのであった。
*****
今日で5回目となるヒゲのおじさんの部屋への訪問。
「あれ?ヒゲのおじさんどこに行っちまったんだ?」
いつもと様子が違うことに気がつくルパン。
家の中を見回してもヒゲのおじさんの姿が見当たらない。そうこうしているうちに部屋のモニターにまた映像が流れ出した。
「長かった謎もいよいよ今回で最後だ。少し名残惜しいが、この謎を解くことが出来れば、オレさまの居場所が明らかになるかもな。さぁ見つけ出した4つのピースを使ってこの謎を解いてみな!」
音声が途切れるとモニターに最後の謎が映し出された。ルパンがあなたの方にくるりと振り向く。
「へへ、長いこと協力してくれてありがとうな!最後の謎もサクッと解いて犯人の居場所を探し当てようぜ!」