「4つ目の謎の答えは金庫ね。ヒゲのおじさまがどんなお宝を入れているのか気になるわ」
そう言って魅力的な微笑みを浮かべる不二子、しかしヒゲのおじさんはなぜか沈んだ顔をしている。
「金庫ならこの部屋にあるんじゃが…」
「どうしたの?」
「実は開け方を忘れてしまって…開けられないんじゃ…」
「なんだ、そんなことか。オレさまを誰だと思ってるのよ〜」
そう言って金庫の前におもむろに座るルパン、ものの数分で金庫が開いた。
「このくらい朝飯前よ」
「さすがじゃのルパン。お、最後のピースが入っていたぞい!」
「あら?でも宝石やお金は盗まれてないみたいね…」
不二子の言う通り金庫を荒らされた形跡は見られなかった。
「お、おお…たしかにそうじゃな。おかしな犯人じゃ。いや、もちろんなにも盗まれていなくて良かったがの~」
その様子を眺めながらニヤリと笑うルパン。
「まっ、なにはともあれこれでピースが揃ったってことだな」
そう言ってルパンは4つのピースを広げて見せた。